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もりふら
~本の道を超えて~
西川亮太
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アンカー4
この図書館には高齢者が比較的多く、子どもの利用者が少ない。それはなぜかというと児童に特 化した空間などがなくて定期的に人を集めることができない。近くには幼稚園と小学校もある。 そこで僕は子どもたちも定期的に利用できる読み聞かせスペースを付け足しました。さらに小さ いころに山の中に秘密基地を作って子どもたちは遊びますが、その山奥の秘密基地をイメージし た空間が読み聞かせスペースの奥にあり、本を読んだり遊んだりできます。この図書館を訪れる 人は来館前には一番は家にいることが多く、その次には学校帰りに図書館を訪れる人が多いです。 しかし、この図書館には自習室がついていなくて、勉強するために図書館を訪れても本を借りて 家に持って帰って勉強しないとできない。その場で本を広げて勉強することができないため、自 習室を設けて学生にも利用してもらおうと思いました。敷地内の一番南西にある空間は喫茶室に なっており、本を読みながら飲食できる。体育館を訪れた人も運動して一息つきたい時にと思い、 体育館を利用する人も行きやすい南側に設けた。ゆっくりと本が読めるスペースが一般図書を抜 けた先にあって、テラスになっている。川側にあって本を読みながらの景色がうってつけな場所 です。奥に続いている理由は、一般図書から扉の先には何があるのかと思わせるワクワク感があ る。敷地調査に行ったときに、個々の公園自体、坂が多くて山道のようになっていて、この先に 何があるのかなと思いながら調査をしていました。山道を超えると絶景があると考え、図書館に も奥へ続いていくと広がる絶景をもとに計画しました。本棚のレイアウトも奥へと吸い込まれる ように配置にしました。
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